【米国株の見通し】10月上旬まで反発する? 9/22以降上昇か下落か見極めが難しい局面。
2021-09-21 米国株式市場 相場概況
概要
9/21のアメリカの株式市場の相場は、ナスダック総合指数が反発するなど、小幅な動きとなり、一旦急落は止まりました。
しかしながら、相場が開いたタイミングでは高く寄り付いたものの、売り圧力が強く、陰線となっての引けでした。
まだまだ下値を探る展開が想定され、相場が落ち着くまで時間がかかるかもしれません。
名称 | 値 | 前日比 | 前日比(%) | 1ヶ月利回り変化幅 | 年間利回り変化幅 | 更新日時 (JST) |
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INDU:IND
NYダウ 工業株30種
|
33,919.84 | -50.63 | ||||
SPX:IND
S&P 500種
|
4,354.19 | -3.54 | ||||
CCMP:IND
ナスダック 総合指数
|
14,746.40 | +32.50 |
(出典:Bloomberg)
個別株の状況

2020年9月相場
2020年9月の相場では以下のように、9/2(水曜)を起点に10%ほど下落をしました。
S&P500指数の季節性
以下はS&P500指数の20年間を平均した1年間の株価推移です。
例年9,10月は株価が下がる傾向があります。今年も例年と同じように9月~10月は下落するのでしょうか?
S&P500の月別リターン

What Are the Average Stock Market Returns by Month?
相場ニュース
Bloomberg
(1)恒大集団 20日期限の利払い行わず
中国の不動産開発会社、中国恒大集団は主力債権銀行少なくとも2行に対する20日期限の利払いを行わなかった。事情に詳しい関係者によると、現地時間21日遅くの時点で利払いをしていない。深刻な資金難が続く同社が国内最大級の債務再編に一歩近づいた。銀行が正式に中国恒大のデフォルト(債務不履行)を宣言するかどうかは不明。一部の銀行は次の行動を決める前に中国恒大がローンの期限延長を提案するのを待っていると、関係者2人が述べた。
(2)中国人民銀行 22日のオペに手掛かり
中国恒大の債務危機への当局の対応についての手掛かりは、中国人民銀行(中央銀行)の流動性管理から得られそうだ。人民銀は連休明けの22日に公開市場操作(オペ)を再開する。ネットベースでの大規模な流動性注入があれば、当局が中国恒大危機によるシステムへの負荷軽減を図る意図が見えてくる可能性がある。一方、人民銀が資金を吸収すれば、市場混乱を容認する姿勢を意味し得る。
(3)OECD見通し
世界経済が新型コロナウイルス禍からのまだら模様の回復の過程で想定以上の物価上昇に直面する中、世界の中銀はインフレリスクに対応する明確な戦略を示すことが必要だと、経済協力開発機構(OECD)が最新見通しで指摘した。OECDは20カ国・地域(G20)のインフレ率について2021年が3.7%、22年は3.9%と予想。米国の物価圧力は段階的に和らぐとみるものの、来年を通じて3%を上回る見通しとした。ただ、警告を発するには至らず、多くの中銀と同様に現在のインフレ加速は一時的なものに終わるとの見方を示した。
(4)クレディ・スイス アジア投資銀業務を統合か
クレディ・スイス・グループはアジアの投資銀行業務をグローバル証券・助言部門内に移管することを検討している。アントニオ・ホルタオソリオ会長による立て直し計画の一環。実現すれば、アジア部門に大きな裁量を与えたティージャン・ティアム前最高経営責任者(CEO)の戦略を逆転させる新たな一歩となる。取締役会は来週会合を開き、戦略見直しについて協議する予定。関係者によると、最終決定はまだなされていない。
上記の相場ニュースの諸元についてはこちらを参照ください。Bloomberg
現時点の相場観
9/21も下落圧力は強く、相場が上昇トレンドに転換するかはまだまだ不透明です。
大きな下落があった場合は買いに入り、ストップロスをつけながら慎重にポジションを建てた方がいいでしょう。
9/22でさらなる下落がある場合は押し目買いの好機となると考えています。その後10月8日まで上昇トレンドになると考えていますが、10/19に向けて再度下落の可能性が高いと考えています。
グロース銘柄については、年末に向けてバリュー株を上回る上昇が見られると考えています。
特に、NASDAQ100(QQQ)については下落局面は押し目買いの好機となりそうです。
前回の記事も合わせてご覧ください。

【米国株の見通し】米国株は急落!さらなる下落の可能性はあるのか? 押し目買いは9/21まで待つ?
9/20のアメリカの株式市場の相場は、急落となり、各指数ともに2%ほどの下落となりました。
9月の相場は例年株価下落が発生しますが、今年も同様の展開となってきました。
S&P500指数は一時的ではありますが9ヶ月ぶりに100日移動平均線にタッチしました。
米国債10年金利は下がったものの横ばい相場となっており、VIXは5月以来の水準まで上昇しました。
果たしてさらなる下落はあるのでしょうか?
SP500
NASDAQ100
米国債10年利回り
SP500VIX
備考
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通常のETF購入では自己資金すべて投資すると株価下落時に押し目買いができませんが、
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