【米国株の見通し】米国株は急落!さらなる下落の可能性はあるのか? 押し目買いは9/21まで待つ?
2021-09-20 米国株式市場 相場概況
概要
9/20のアメリカの株式市場の相場は、急落となり、各指数ともに2%ほどの下落となりました。
9月の相場は例年株価下落が発生しますが、今年も同様の展開となってきました。
S&P500指数は一時的ではありますが9ヶ月ぶりに100日移動平均線にタッチしました。
米国債10年金利は下がったものの横ばい相場となっており、VIXは5月以来の水準まで上昇しました。
果たしてさらなる下落はあるのでしょうか?
名称 | 値 | 前日比 | 前日比(%) | 1ヶ月利回り変化幅 | 年間利回り変化幅 | 更新日時 (JST) |
---|---|---|---|---|---|---|
INDU:IND
NYダウ 工業株30種
|
33,970.47 | -614.41 | ||||
SPX:IND
S&P 500種
|
4,357.73 | -75.26 | ||||
CCMP:IND
ナスダック 総合指数
|
14,713.90 | -330.07 |
(出典:Bloomberg)
個別株の状況

2020年9月の相場では以下のように、9/2(水曜)を起点に10%ほど下落をしました。
以下はS&P500指数の20年間を平均した1年間の株価推移です。
例年9,10月は株価が下がる傾向があります。今年も例年と同じように9月~10月は下落するのでしょうか?
相場ニュース
Bloomberg
(1)中国不動産締め付けの計算ミスの怖さ
習近平国家主席が中国不動産セクターに対する締め付けをどの程度まで進めるかという問題が、世界のトレーディングデスクの間で喫緊のものとなっている。20日の市場は、習主席が中国経済を損なうことなく不動産市場の行き過ぎを抑制しようとする中で計算ミスを犯すリスクを慌てて織り込みに動いた。ゴールドマン・サックス・グループは、中国恒大の問題が経済に「重大な影響」を及ぼすのをどのように阻止しようとしているのか、当局は「より明確なメッセージ」を送る必要があると指摘。ソシエテ・ジェネラルは「ハードランディング」の可能性を30%とみている。
(2)一部ファンドが株売りも
20日の株式相場急落は、ボラティリティー連動型ファンドの強制的なレバレッジ解消を引き起こす恐れがあると、ノムラ・セキュリティーズが分析した。S&P500種株価指数は寄り付き後に1.7%安となったが、同社ストラテジストはこの規模の下落なら、この種のファンドから150億-400億ドル(約1兆6400億-約4兆3800億円)の売りが促され、「ボラティリティー拡大」が続けば、さらに多くの売りが出るはずだと分析した。
(3)ワクチン接種済みなら入国可能
米政府は近く、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了していれば、航空機を利用した外国人の大半について入国を認める方針にかじを切る。米国の渡航方針に対するここ数カ月で最も抜本的な変更。ホワイトハウスによると、新たな方針は「11月初旬」から適用されるが、具体的な日時は明らかでない。相場全体に売りが優勢となる中、米政府の新たな方針を好感した航空株はこの日、相対的に堅調な値動きとなった。
(4)コインベースのレンド 棚上げ
米最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース・グローバルは、仮想通貨を貸し出すことで利息が得られる金融商品をローンチする計画を棚上げする。米規制当局からの圧力に屈した格好だ。この商品は「レンド」と呼ばれ、同社が募集を開始した場合には提訴に直面する可能性を証券取引委員会(SEC)から警告されていた。コインベースのブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)は、SECが「極めて不可解な行動」と取ったとして強く批判していた。
(5)金融の世界で再び
ムニューシン前米財務長官が、プライベートエクイティー(PE)投資で数十億ドル規模のファンドを立ち上げた。事情に詳しい複数の関係者によると、自身の投資会社リバティ・ストラテジック・キャピタルで約25億ドル(約2740億円)を集めた。資金のほとんどは、サウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)など中東の政府系ファンドから調達したものだという。ゴールドマン出身のムニューシン氏は政界入り前にもヘッジファンドを設立したり、映画製作に携わったりしてきた。
上記の相場ニュースの諸元についてはこちらを参照ください。Bloomberg
現時点の相場観
9/20のマーケットは急落となりました。8月まで今年の相場では下落があると48時間以内には反発がありました。
しかしながら、今回の下落は昨日では終わらず、私は9/21も続く可能性が高いと考えています。
9/21か9/22でさらなる下落がある場合は押し目買いの好機となると考えています。その後10月8日まで上昇トレンドになりますが、10/19に向けて再度下落の可能性が高いと考えています。
グロース銘柄については、年末に向けてバリュー株を上回る上昇が見られると考えています。
特に、NASDAQ100(QQQ)については下落局面は押し目買いの好機となりそうです。
前回の記事も合わせてご覧ください。

【米国株の見通し】方向感の見極めが難しい相場。ポジションを現金化も選択肢! 9/21頃までは下落に注意か。
9/16のアメリカの株式市場の相場は、ナスダックが小幅上昇、S&P500指数は小幅下落となりました。
しかしながら、場中は上下に価格変動が起きており、明日以降の相場の方向感の見極めが難しい印象です。
必要以上のポジションは現金化して、しばらく相場観察した方が良さそうですね。
SP500
NASDAQ100
米国債10年利回り
SP500VIX
備考
私がCFD取引や相場ニュース、経済指標をチェックしているのはGMOクリック証券です。
GMOクリック証券の株価指数のCFD商品は金利負担が無く、長期保有しても利息負担がありません。
通常のETF購入では自己資金すべて投資すると株価下落時に押し目買いができませんが、
CFD商品を中心に株式投資することで、レバレッジをかけることになり、株価下落時にもキャッシュポジションを持つことができます。

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私は株価指数先物を中心に運用しています。