【米国株の見通し】米国株は主要3指数ともに一旦の反発。明日以降、上昇トレンドへ転換するかは慎重に見極めが必要か?
2021-09-15 米国株式市場 相場概況
概要
9/15のアメリカの株式市場の相場は、主要3指数ともに反発し、それぞれ1%弱の上昇となりました。
個別株も全般的に上昇していますね。
9月ニューヨーク連銀製造業景気指数は34.3と、前月の18.3から上昇しており、景気の底堅が確認されました。
名称 | 値 | 前日比 | 前日比(%) | 1ヶ月利回り変化幅 | 年間利回り変化幅 | 更新日時 (JST) |
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INDU:IND
NYダウ 工業株30種
|
34,814.39 | +236.82 | ||||
SPX:IND
S&P 500種
|
4,480.70 | +37.65 | ||||
CCMP:IND
ナスダック 総合指数
|
15,161.53 | +123.77 |
(出典:Bloomberg)
個別株の状況

2020年9月の相場では以下のように、9/2(水曜)を起点に10%ほど下落をしました。
以下はS&P500指数の20年間を平均した1年間の株価推移です。
例年9,10月は株価が下がる傾向があります。今年も例年と同じように9月~10月は下落するのでしょうか?
相場ニュース
Bloomberg
(1)ニューヨーク連銀指数は急上昇
ニューヨーク連銀指数は9月に34.3と、前月の18.3から急上昇した。新規受注は17年ぶりの水準に上昇。出荷は前月から急伸した。販売価格は過去最高を更新した。仕入れ価格指数はやや低下したものの、なお高い水準にある。一方、8月の米製造業の生産指数は予想を下回る伸びにとどまった。原材料・労働力不足が続いていることに加え、ハリケーン襲来による工場閉鎖が影響した。同月の輸入物価指数は予想に反して低下した。
(2)ワクチン免疫 時間と共に低下
米ファイザーは独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、時間の経過と共に効果が低下することが米国とイスラエルのデータから示されたと明らかにした。その上で、ブースター(追加免疫)接種は安全であり、変異株にも効果的であることが示されたと説明した。米食品医薬品局(FDA)の外部諮問委員会は17日の会合で、より多くの米国人がブースター接種を受けるべきかどうか勧告を出すとみられている。
(3)外相に抜てき
ジョンソン英首相は大幅な内閣改造を発表。保守党員の間で最も人気が高い閣僚だったトラス国際貿易相を外相に抜てきした。トラス氏と同じく女性閣僚のパテル内相は留任する。一方、ラーブ外相は司法相に事実上の降格となった。ラーブ氏はイスラム主義組織タリバンが8月にアフガニスタンを掌握した際にも休暇先にとどまるなど、批判の対象となっていた。
(4)「マーカス」拡充
ゴールドマン・サックス・グループは、住宅修繕と医療の分野で顧客に複数の支払いプラットフォームを提供する米グリーンスカイを約22億4000万ドル(約2450億円)で買収することで合意した。買収によりゴールドマンは、コンシューマーバンキングのプラットフォーム「マーカス」を拡充させる。グリーンスカイは1万を超える加盟業者と協力し、顧客向けに決済方法を提供している。
(5)ムーンショット
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストは「ムーンショット」と呼ぶ革新的技術のリストを発表した。ニューヨーク公共図書館の全蔵書を20秒でダウンロードできる第6世代(6G)通信ネットワークのほか、エモーショナル人工知能、脳コンピューター・インターフェースなど14項目。生活を一変させる技術の到来は、考えられているほど遠い未来ではないとしている。
上記の相場ニュースの諸元についてはこちらを参照ください。Bloomberg
現時点の相場観
これまでの下落トレンドから昨日は一旦の反発となりました。私は昨日に打診的にロングポジションを積み増しています。
9/21まで引き続き下落する可能性は高いと考えています。9/16以降の相場が上昇に転じるか不透明ですが、再度下落があった場合は押し目買いの好機となると考えています。
本格的な上昇トレンドへの変更は9月下旬以降と考えています。10月中旬に下落がある場合は二番底となるのでしょうか。
グロース銘柄については、年末に向けてバリュー株を上回る上昇が見られると考えています。
特に、NASDAQ100(QQQ)については下落局面は押し目買いの好機となりそうです。
前回の記事も合わせてご覧ください。

【米国株の見通し】下落トレンドが継続するものの、数日のうちにはS&P500指数は底値圏となるか?
9/13のアメリカの株式市場の相場は、主要3指数ともに下落し、ナスダック総合指数は5日続落となりました。
また米国債10年金利は3%ほどの下落となりました。
株価は下落トレンド継続中ですが、後数日で目先の底値圏が見えてくるかもしれません
SP500
NASDAQ100
米国債10年利回り
SP500VIX
備考
私がCFD取引や相場ニュース、経済指標をチェックしているのはGMOクリック証券です。
GMOクリック証券の株価指数のCFD商品は金利負担が無く、長期保有しても利息負担がありません。
通常のETF購入では自己資金すべて投資すると株価下落時に押し目買いができませんが、
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