【米国株の見通し】下落トレンドが継続するものの、数日のうちにはS&P500指数は底値圏となるか?
2021-09-14 米国株式市場 相場概況
概要
9/13のアメリカの株式市場の相場は、主要3指数ともに下落し、ナスダック総合指数は5日続落となりました。
また米国債10年金利は3%ほどの下落となりました。
株価は下落トレンド継続中ですが、後数日で目先の底値圏が見えてくるかもしれません
名称 | 値 | 前日比 | 前日比(%) | 1ヶ月利回り変化幅 | 年間利回り変化幅 | 更新日時 (JST) |
---|---|---|---|---|---|---|
INDU:IND
NYダウ 工業株30種
|
34,577.57 | -292.06 | ||||
SPX:IND
S&P 500種
|
4,443.05 | -25.68 | ||||
CCMP:IND
ナスダック 総合指数
|
15,037.76 | -67.82 |
(出典:Bloomberg)
個別株の状況

2020年9月の相場では以下のように、9/2(水曜)を起点に10%ほど下落をしました。
以下はS&P500指数の20年間を平均した1年間の株価推移です。
例年9,10月は株価が下がる傾向があります。今年も例年と同じように9月~10月は下落するのでしょうか?
相場ニュース
Bloomberg
(1)8月CPI発表 インフレ緩和か
8月のCPIは前月比0.3%上昇と、過去7カ月で最低の上昇率にとどまった。前年同月比では5.3%上昇と、予想に一致した。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.1%上昇。2月以来の低い伸びとなった。8月の数字は、インフレ高進は一時的なものだとする一部の米金融当局やバイデン政権の見解をある程度裏付ける内容となった。
(2)ちぐはぐな状況
バンク・オブ・アメリカのファンドマネジャー調査によると、世界経済の成長と企業利益の見通しは約1年ぶりの低水準に落ち込んだ。一方、株式投資から撤退する動きは見られず、ちぐはぐな状況が浮き彫りとなった。回答者の84%は年内に米国で債券購入の段階的縮小が示唆されると予想しているが、初回利上げの予想は2022年11月から23年2月に先送りした。
(3)アップルの新機種
米アップルはスマートフォンの新機種「iPhone(アイフォーン)13」を発表した。外見は昨年発売した機種と同様のデザインを踏襲しており、5G対応のほか、カメラやプロセッサーの強化など新機能に重点を置いている。タブレット型端末「iPad(アイパッド)ミニ」の新機種も発表。「iPadプロ」に似たデザインで、ディスプレーが大型化。8.3インチのスクリーンを搭載し、処理速度が40%向上したとしている。
(4)従来予想上回る
米銀JPモルガン・チェースは、7-9月(第3四半期)のトレーディングと投資銀行事業の業績が従来予想を上回る見通しだ。コンシューマー・コミュニティー・バンキング部門の共同責任者、マリアン・レーク氏が明らかにした。同氏はバークレイズ主催の投資家向け会合で、第3四半期はマーケッツ部門の減収が前年同期比10%にとどまる公算が大きいと発言。株式がとりわけ好調で、「第2四半期の決算で予想していた数字を上回る」と語った。
(5)1~2年で
国際テロ組織アルカイダはアフガニスタンで再び力を蓄え、1年か2年以内に米国内でテロ攻撃を組織することができるようになる可能性があると、米情報機関の高官2人が指摘した。米国防情報局(DIA)のベリエ長官は情報関連の会合で、「現在の判断では控え目に言っても、1年から2年で米国土を少なくとも脅かす一定の能力を築く可能性が高い」と語った。中央情報局(CIA)のコーエン副長官も1年から2年という見方に同意した。
上記の相場ニュースの諸元についてはこちらを参照ください。Bloomberg
現時点の相場観
下落が続き、S&P500指数は底値圏が近いと考えています。9/15から数日の間では買いに入りたいと考えています。
ナスダックはまだ下落余地があるでしょう。
9/21まで引き続き下落する可能性は高いと考えています。。下落時は押し目買いの好機となると考えています。
9月下旬以降は堅調な相場になるかもしれません。10月中旬に下落がある場合は二番底となるのでしょうか。
グロース銘柄については、年末に向けてバリュー株を上回る上昇が見られると考えています。
特に、NASDAQ100(QQQ)については下落局面は押し目買いの好機となりそうです。
前回の記事も合わせてご覧ください。

【米国株の見通し】NYダウ上昇に見られるセクターローテーションは今後の下落の予兆? キャッシュポジションは多めに。
9/13のアメリカの株式市場の相場は、NYダウが+0.76%と堅調に上昇し、ナスダックは下落となりました。
過去1ヶ月ではNYダウの下落率が高く、セクターローテーションの一貫でナスダック売り+NYダウ買いとなったのでしょうか。
ただしJim Cramerが9/13の番組で言及しているように、このようなローテーションが市場全体の下落の兆候となるのでしょうか・・・?
SP500
NASDAQ100
米国債10年利回り
SP500VIX
備考
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