PayPayボーナス運用に落とし穴・罠は潜んでいるのか?
PayPayボーナス運用について

PayPayボーナス運用とは、持っているPayPayボーナスを米国株のSPYかSPXLへ投資する疑似投資体験です。
お手軽さ
以下のようにお手軽さがメリットです。
- 今すぐ始められる:PayPayアプリにボーナスがあればすぐに運用開始でき、証券口座開設や手続きが一切不要です。
- 1円からできる:米国株ETFを購入する場合、円をドルへ交換し、数百ドル単位でないとSPYは購入できませんが、PayPayボーナス運用では1円から投資が可能です。
- いつでも出し入れ自由:24時間いつでも購入・売却が可能であり、米国市場の取引時間以外でも取引が可能です。
選べるコースは2種類
短期運用向け チャレンジコース |
銘柄:DIREXION S&P 500 3X(SPXL)・・・S&P500の指数に連動して3倍上下するコースであり、レバレッジETFです。 |
長期運用向け スタンダードコース |
銘柄:SPDR S&P500 ETF(SPY)・・・S&P500の指数に連動するコースであり、最も有名なETFの1つのSPYです。 |
選べるコースは2種類あり、1つはレバレッジETFのEPXL、もう1つはSPYです。
レバレッジETFは減価して長期保有に不向きなので、基本的にはスタンダードコース(SPY)を選択すべきでしょう。
遊びの一貫で、マーケットタイミングを読みながら、チャレンジコース(SPXL)を利用するのも、選択肢としては悪くありません。
PayPayボーナス運用への追加・引き出し手数料
PayPayボーナス運用への追加(購入)、引き出し(売却)はいずれも手数料無料です。
また運用期間中の手数料も無いと公式サイトで紹介されています。
ボーナス運用への追加・引き出しは簡単にできます。
以下の公式サイトをご参考ください。
2021/5/31時点のPayPayボーナス運用の運用状況
以下は私の2021/5/31時点のPayPayボーナス運用の運用状況です。

ヤフショで獲得したPayPayボーナスはすべてボーナス運用に追加しているのですが、溜まっていく一方です。
PayPayボーナス運用に隠れコストはあるのか?
PayPayボーナス運用は、PayPay証券が提供しています。その、PayPay証券が提供するSPYは以下のようになっています。
PayPay証券 2021/5/31 | 株価 | 為替レート | 1株/円 |
①買付 | 422.99$ | 110.21円/$ | 46618円 |
②売却 | 417.09$ | 109.51円/$ | 45676円 |
買付・売却の中間値( ※(①+②)/2) | 420.015$ | 109.86円 | 46147円 |
(参考)米国市場終値 2021/5/28 ③ | 420.04$ | ||
(参考)執筆時点の為替 2021/5/31 ④ | 109.87円/$ | ||
(参考)(③+④)/2 | 46150円 |
つまり、本記事時点で、買付すると46618円かかり、その後すぐに売却すると45676円になることから、PayPay証券の取引自体には手数料がかからなくても、スプレッドという形で手数料が発生しています。
スプレッドは、942円(=46618-45676)となり、2%相当です。手数料が2%かかると思うと、かなり費用が高いですよね。
PayPayボーナス運用では、追加時点での株価や為替レートをユーザーが知ることはできません。
例えば、PayPayボーナス運用に50000円追加したら、ボーナス運用残高が50000円増えた、という情報しかアプリ上で見ることができません。
しかし、実際には上記のPayPay証券のように、スプレッドという形にせよ、何かしらの手数料は発生していると考えるのが自然ではないでしょうか?
私の推測では、目に見えた手数料や残高の変動としてユーザーが目にすることはできませんが、将来の運用損益の中から手数料のような形で手数料が徴収されているのではないか、と睨んでいます。※あくまで推測で根拠はありません。
PayPayボーナスは現金ではなく、企業の財務諸表上の扱いも他のポイントと同じく「値引き」という負債でしかないので、本当に何も手数料が発生していない可能性もありますが・・・
参考
参考ですが、短期間で50000円を、PayPayボーナス運用から引き出し→追加、としても残高に変動はありません。
①元々
上記の記事中の残高画像をご参照ください。
②50000円引き出し

③50000円追加
