[2021-08-26]米国株の相場概況 パウエルFRB議長の講演前の手控えムード
2021-08-26 アメリカ株式市場 相場概況
概要
8/26のアメリカ株式市場の相場は、パウエルFRB議長の講演を8/27に控えていることもあり、手控えムードで下記3指数ともに下落でした。
仮に8/27のパウエルFRB議長のコメントを受けて市場に大きな変動が起きなくても、9/3には雇用統計発表が控えており、
足元の1~2週間はイベント発生の相場変動リスクに注意を払う必要があると思われます。
名称 | 値 | 前日比 | 前日比(%) | 1ヶ月利回り変化幅 | 年間利回り変化幅 | 更新日時 (JST) |
---|---|---|---|---|---|---|
INDU:IND
NYダウ 工業株30種
|
35,213.12 | -192.38 | ||||
SPX:IND
S&P 500種
|
4,470.00 | -26.19 | ||||
CCMP:IND
ナスダック 総合指数
|
14,945.81 | -96.05 |
(出典:Bloomberg)
個別株の状況

2020年8月の相場では以下のように、9/2(水曜)を起点に10%ほど下落をしました。
以下はS&P500指数の20年間を平均した1年間の株価推移です。
例年9,10月は株価が下がる傾向があります。今年も例年と同じように9月に入ると下落するのでしょうか?
相場ニュース
(1)テーパリング「踏み出す必要」
カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムを前に同連銀のジョージ総裁は、新型コロナウイルスのデルタ変異株が米経済見通しと雇用拡大にとってリスクだとしても、政策担当者は資産購入ペースを落とす行動の「スタートを切る」必要があるとの認識を明らかにした。ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。
(2)予想以上に速く進むだろう
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツのグレッグ・ジェンセン共同最高投資責任者(CIO)は、米金融当局の資産購入縮小は市場が予想する以上に速く進むだろうと指摘。「インフレは当局の目標を大きく上回っている状態だ。当局が行動しないなら、インフレは加速を続けると考えている」と述べた。
(3)ビットコイン失速の危機
ビットコインは5万ドルを超える水準を長く保つことができなかった。7月以降の上昇が失速の危機にあることを、チャートのパターンが示唆している。チャートを使ったテクニカル分析の一つ、ボリンジャーバンドを考案したジョン・ボリンジャー氏は、一部の利益を確定させるかヘッジをかけることをツイッターで提案した。
(4)デルタが覆した成功モデル
新型コロナウイルスのデルタ変異株がコロナ対策の成功モデルをことごとく覆している。ブルームバーグが毎月まとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」では、1年半に及ぶコロナとの闘いでこれまで上位を占めていた国や地域が順位を大きく落とした。
上記の相場ニュースの諸元についてはこちらを参照ください。Bloomberg
現時点の相場観
S&P500とNASDAQ100は8月31日まで堅調に推移すると考え、ロングポジションをとっています。
その後、9月に入り下げ始め、9/9と9/21で下落の底になりそうでしょうか?
昨日と同様に、7,8月に新規購入した買いポジションについては、一旦利確も視野に入ります。キャッシュポジションを高め、9/9と9/21、10/28頃は押し目買いの好機と考えています。
下落幅が大きくない場合は利確せずに、レバレッジを高める選択肢もあり得ると考えています。
グロース銘柄については、年末に向けてバリュー株を上回る上昇が見られると考えています。
NASDAQ100(QQQ)については下落局面は押し目買いの好機となりそうです。
前回の記事も合わせてご覧ください。

[2021-08-25]米国株の相場概況 S&P500とNASDAQ100の最高値更新はいつまで続く?
8/25のアメリカ株式市場の相場は、下記3指数ともに続伸でした。S&P500もNASDAQ指数もいつまで最高値更新が続くのでしょうか・・・??
SP500
NASDAQ100
米国債10年利回り
SP500VIX
備考
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GMOクリック証券の株価指数のCFD商品は金利負担が無く、長期保有しても利息負担がありません。
通常のETF購入では自己資金すべて投資すると株価下落時に押し目買いができませんが、
CFD商品を中心に株式投資することで、レバレッジをかけることになり、株価下落時にもキャッシュポジションを持つことができます。
ぜひ、過去の下記記事も合わせてご覧ください。

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