[2021-08-05]米国株の相場概況 ゴールドマンサックスS&P500の2021年末目標を4700へ引き上げ
2021-08-05 相場概況

概要
8/5の米国株式市場の相場は、全指数が上昇となり、リスクオンのムードとなっています。S&P500とナスダック指数は最高値を更新しました。
ゴールドマンサックスがS&P500の年末目標数値を4700に引き上げていますが、相場天井のシグナルなのでしょうか・・・??
8/6の雇用統計の発表まで様子見ムードの模様ですが、8/6と8/9は相場急落への備えが必要でしょう。
名称 | 値 | 前日比 | 前日比(%) | 1ヶ月利回り変化幅 | 年間利回り変化幅 | 更新日時 (JST) |
---|---|---|---|---|---|---|
INDU:IND
NYダウ 工業株30種
|
35,064.25 | +271.58 | ||||
SPX:IND
S&P 500種
|
4,429.10 | +26.44 | ||||
CCMP:IND
ナスダック 総合指数
|
14,895.12 | +114.59 |
(出典:Bloomberg)
こちらはS&P500のヒートマップです。

相場ニュースと感想
(1)バイデン政権によるゼロエミッション
バイデン米政権は2030年には国内新車販売の半分をゼロエミッション車とする計画を打ち出した。バイデン大統領が主要自動車メーカーや全米自動車労組(UAW)の代表とともに、ホワイトハウスで正式発表し、大統領令に署名した。30年に新車販売の半分を電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池自動車(FCV)とすることを目指す。中・大型トラックを含む車両の温室効果ガス削減基準や燃費規制にも、取り組む方針を明らかにした。
(2)オフィス復帰を延期
米銀ウェルズ・ファーゴは従業員のオフィス復帰を1カ月先送りし、10月初旬とする。全米で新型コロナウイルスの感染率が上昇していることが理由。同行の従業員数はほぼ26万人で、米銀では最大規模。世界最大の資産運用会社、米ブラックロックも米国従業員のオフィス復帰を1カ月延期し、10月とする。一部リモートワークの柔軟性は残すという。
(3)ゴールドマンサックスのS&P500見通しが楽観
ゴールドマン・サックス・グループはS&P500種株価指数の年末目標を引き上げた。企業利益の力強い伸びと低金利で株式相場の上昇が続くと楽観している。デービッド・コスティン氏らストラテジストはリポートで、S&P500種の2021年末目標を4700に引き上げた。以前の目標の4300には約1カ月前に到達していた。4700に達すれば現水準からの年末までのリターンは7%となる。この予想はブルームバーグの月次ストラテジスト調査で、オッペンハイマーと並んで最も高い。
上記の相場ニュースの諸元についてはこちらを参照ください。Bloomberg
現時点の相場観
昨日と同様ですが、8/6の雇用統計発表前後は乱調相場になるのではないかと考えています。8/26-28でジャクソンホールが開催され、テーパリング発表の可能性に警戒して、株式のポジティブを縮小させる動きが考えられることから、お盆にかけて相場は下落していくのではないかと想定しています。
8/6の雇用統計発表前後の日付では急落があった場合は打診買いを行い、ストップロスを設定して、大きな損失にならないことに注意して、押し目買いという戦略でしょうか。
前回の記事も合わせてご覧ください。

[2021-08-04]米国株の相場概況 FRB副議長が予想通り経済回復なら2023年に利上げが開始と発言。
8/4の米国株式市場の相場は、上昇が一服しており、ADP雇用統計が市場予想と比べ大幅に下回る結果となり、景気回復の不透明感からダウが1%ほどの下落となっています。
8/6の雇用統計の発表まで様子見ムードの模様ですが、8/6と8/9は相場急落への備えが必要でしょう。
SP500

NASDAQ100

米国債10年利回り

SP500VIX

備考
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