米国のS&P500とNASDAQ100等にレバレッジをかけて投資します。レバレッジは3倍ほど。

[2021-08-04]米国株の相場概況 FRB副議長が予想通り経済回復なら2023年に利上げが開始と発言。

投資

2021-08-04 相場概況

 

概要

8/4の米国株式市場の相場は、上昇が一服しており、ADP雇用統計が市場予想と比べ大幅に下回る結果となり、景気回復の不透明感からダウが1%ほどの下落となっています。

8/6の雇用統計の発表まで様子見ムードの模様ですが、8/6と8/9は相場急落への備えが必要でしょう。

名称 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
34,792.67 -323.73 -0.92% +0.02% +29.69% 5:55
4,402.66 -20.49 -0.46% +1.16% +32.30% 5:55
14,780.54 +19.25 +0.13% +0.96% +35.09% 6:16

(出典:Bloomberg

 

こちらはS&P500のヒートマップです。

 

相場ニュースと感想

(1)米経済が金融当局の予想通りに推移した場合、2023年に利上げが開始されるとの見通し
米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、米経済が金融当局の予想通りに推移した場合、2023年に利上げが開始されるとの見通しを示した。「フェデラルファンド(FF)金利の目標レンジ引き上げに必要な条件は、2022年の終わりまでに達成されているだろう」と述べた。その上で、ワクチン未接種の人の間でデルタ変異株の感染が急拡大している状況を指摘し、「明らかに見通しに下方向のリスクとなっている」と述べた。

これまでの経済回復基調と、足元で起きているデルタ変異株の影響はどれくらい市場を左右することになるのでしょうか。金融緩和政策を継続になるのか否か、非常に先行き不透明な状況になってきていると考えています。

(2)米民間雇用者数は市場予想に大きく届かず
7月の米民間雇用者数は前月比33万人増と、2月以来の低い伸び。増加幅は市場予想の68万人を大きく下回った。経済は幅広く改善しているものの、雇用の面では困難な状況が根強いことが示唆された。建設業の伸びは1000人にとどまった。ADPのチーフエコノミスト、ネラ・リチャードソン氏は「雇用の伸びが第2四半期(4-6月)のペースから顕著に減速したことを示した」と指摘した。

 

(3)入札も縮小へ
米財務省は来週予定している四半期定例入札について、中長期債の入札規模を過去最大で維持した。長期債を1260億ドル(約13兆7000億円)発行する。政府が次々と打ち出す経済対策の財源となる。「堅調な需要」を背景に、インフレ連動債の発行はさらに増加するとした。一方で、11月にも入札規模の縮小を発表する見込みだと明らかにした。

 

(4)温故知新
先週の中国株売りで1兆ドル(約108兆円)の時価総額が吹き飛んだことをきっかけに、習近平国家主席の過去の発言を調べる動きがトレーダーの間で活発になっている。鍵を握る演説の一節を捉えたスクリーンショットが拡散されており、それには習氏が「節度を欠く」オンラインコンテンツや教育格差などを非難している内容があったという。ギャブカル・ドラゴノミクスのダン・ワン氏は演説は非常に難解だが「大半は完全に読解可能なものであり、今の段階で習氏はおおむね有言実行の人だということを理解すべきだ」と指摘した。

 

上記の相場ニュースの諸元についてはこちらを参照ください。Bloomberg

 

 

現時点の相場観

8/6の雇用統計発表前後は乱調相場になるのではないかと考えています。8/26-28でジャクソンホールが開催され、テーパリング発表の可能性に警戒して、株式のポジティブを縮小させる動きが考えられることから、お盆にかけて相場は下落していくのではないかと想定しています。

8/6の雇用統計発表前後の日付では急落があった場合は打診買いを行い、ストップロスを設定して、大きな損失にならないことに注意して、押し目買いという戦略でしょうか。

 

前回の記事も合わせてご覧ください。

[2021-08-03]米国株の相場概況 相場は横ばいが続く。米国10年国債金利は引き続き下落。

8/3の米国株式市場の相場は、S&P500が最高値を更新するなど堅調な値動きです。ただし、更新幅は小さいため、上値の重い展開が続き、ここ1周間は横ばいとなっています。8/6の雇用統計の発表まで様子見ムードの模様です。

» この記事を読む

 

 

SP500

TradingView Chart Snapshot

NASDAQ100

TradingView Chart Snapshot

 

米国債10年利回り

TradingView Chart Snapshot

SP500VIX

TradingView Chart Snapshot

 

備考

私がCFD取引や相場ニュース、経済指標をチェックしているのはGMOクリック証券です。過去の下記記事も合わせてご覧ください。

GMOクリック証券のCFD

当ブログでは、上記CFD商品のうち、株価指数先物をメインに記事に取り上げます。

» この記事を読む

 



PVアクセスランキング にほんブログ村